2016年活動紹介


2016年12月15日 ISS2016で発表

 東京国際フォーラムで開催された29th International Superconductivity Symposium (ISS2016)で2件の研究発表を行いました。(Y)

H. Imai, Y. Yamanashi, and N. Yoshikawa, “Simulation and Measurement of Influence of Flux Quantum Trapped in Moat on Superconducting Circuit,” International Symposium on Superconductivity (ISS) 2016, Tokyo, Japan, Dec. 2016.

T. Wakamatsu, Y. Yamanashi, and N. Yoshikawa, “High-Speed Superconducting Filter for Sigma-Delta Analog to Digital Converter,” International Symposium on Superconductivity (ISS) 2016, Tokyo, Japan, Dec. 2016.


2016年11月17日 IWSSD2016で招待講演

 つくばの産業技術総合研究所で開催された。International Workshop on Superconducting Sensors & Detectors (IWSSD) 2016において、招待講演を行いました。招待講演者に選んでくださったプログラム委員会に感謝。発表ではスライドの後半の図が全て消えるという珍しいハプニングも体験。

 次回のIWSSD2018はシドニーで開催。(Y)

(招待講演) Y. Yamanashi, T. Matsushima, N. Takeuchi, N. Yoshikawa, and T. Ortlepp, “Evaluation of Current Sensitivity of Quantum Flux Parametron,” International Workshop on Superconducting Sensors & Detectors (IWSSD) 2016, Tsukuba, Japan, Nov. 2016.





2016年10月27日 SCE研究会発表

 東北大学・電気通信研究所で開催された電子情報通信学会超伝導エレクトロニクス研究会で1件の研究発表を行いました。本研究会は東北大学電気通信研究所共同プロジェクト「超伝導検出器と読出回路の高性能化に関する研究」との共催で、いろいろな研究の話が聞けます。(Y)

山梨裕希, 松島孝, 竹内尚輝, 吉川信行, “磁束量子パラメトロンの電流感度の調査” 電子情報通信学会超伝導エレクトロニクス研究会, 東北大学, 2016年10月.


2016年10月24日 YNUサイエンスカフェ

 記念すべき50回目のYNUサイエンスカフェをプロデュースしました。今回は「人工と非人工の間」というタイトルで、濱上教授に話題提供していただきました。

 ディスカッションのテーマは「人工ではない知能と人工知能はどのように区別できるのでしょうか?」など、哲学的でもありました。これまでのYNUサイエンスカフェの中でも最も難しく、だからこそ楽しく盛り上がる会になったのではないかと思います。(Y)

(追記)本学の広報サポータによる今回のサイエンスカフェの記事が大学のホームページに掲載されました。記事はこちら



2016年10月18日 Ortlepp教授来訪

 ドイツCiS研究所のOrtlepp博士(YNU先端科学高等研究院の上席特別教授でもある)が研究室へ。各自の研究紹介を行い、有益なコメントもたくさんいただけました。





2016年10月8日 LT大会

 同窓会企画「第1回Shot a Talk~未来を切り拓くライトニングトーク大会~」が開催。参加者がテーマ自由、持ち時間5分で発表しあうライトニングトーク大会。研究、仕事の話から、ジャンク品、ゆるキャラ、将棋、ゴジラまで。山梨も飛び入りで「電子情報の人気復活に向けて」と題して5分しゃべりました。

 とても楽しい機会でした。この企画が現役の学生から出て、運営も学生がメインで行われたことに感心しました。運営および参加の現役学生に拍手!


2016年9月16日 秋の応物

 新潟の朱鷺メッセで開催された応用物理学会秋季学術講演会で1件の研究発表を行いました。夜は新潟の魚と酒を満喫!?

松島孝, T. Ortlepp, 竹内尚輝, 山梨裕希, 吉川信行, “AQFP回路の論理しきい値におけるグレーゾーンの測定”, 応用物理学会秋季学術講演会, 新潟, 2016年9月.


2016年9月12日 ASC 2016 in Denver

 コロラド州デンバーで開催されたApplied Superconductivity Conference (ASC) 2016において、2件の研究発表を行いました。

 ASCは超伝導応用分野最大の国際会議で、今回は記念すべきASC50周年。発表件数は約1700件とのこと。それでも会議場の半分くらいしか使わないDenverのコンベンションセンターの大きさにびっくり(熊も覗いていました)。USで進行中の巨大プロジェクトの動向もわかり、大変有意義な学会でした。

 会期中の選挙では本学吉川教授が見事にBoard Memberに選出。今後6年に渡りASCの運営に尽力される。

Y. Yamanashi, R. Tsutsumi, S. Shimizu, and N. Yoshikawa, “High-Speed Operation of LR-Biased Single Flux Quantum Circuit with Dynamic Resetting of Mechanism of Bias Current” Applied Superconductivity Conference (ASC) 2016, Denver, US, Sep. 2016.

Y. Yamanashi, R. Yamamoto, and N. Yoshikawa, “Controllable Superconducting Phase Shifter Using Single Flux Quantum Circuit” Applied Superconductivity Conference (ASC) 2016, Denver, US, Sep. 2016.











 
2016年8月8日 ドイツより帰国

 3ヶ月の出張を終え、帰国。ドイツチューリンゲン県のエアフルトに滞在。CiS研究所ではフォトダイオードの低温測定と、超伝導回路の入力感度の解析に従事。

 日本の暑さにびっくり。








2016年5月2日 ドイツ長期出張

 5/10より約三ヶ月、ドイツのCiS Research Instituteに長期出張します。


 
2016年4月9日 新入生合宿

 横浜電子情報工学会主催、新入生交流合宿2016に行ってきました。今年は様々な工夫も加えた合宿で、盛り上がったと思います。合宿には松島も参加し、美声でのみはるかす独唱でその存在感を示しました。





2016年4月5日 新人加入!

 今年度から新たに卒研生4人、修士学生1名が研究室に加入!総力を上げて研究を行う予定。


 
2016年3月24日 卒業式

 2015年度の卒業式、修了式。卒業、修了される皆様の活躍を祈念します。

 2次会では、なんと隣のスペースに久我研の姿が。結局大人数で盛り上がった。最後は全員でみはるかすを歌い、散会となった。








2016年3月20日 応用物理学会で研究発表

 東京工業大学大岡山キャンパスで開催された応用物理学会春季学術講演会で2件の研究発表を行いました。

 山本竜は初学会でPoster Awardの最終選考に残ったものの、惜しくも受賞を逃す。(Y)

山本竜平, 山梨裕希, 吉川信行, “動的に制御可能な超伝導位相制御回路の設計とその評価” 応用物理学会春季学術講演会, 東京工業大学, 2016年3月.

今井響, 山梨裕希, 吉川信行, “超伝導回路におけるトラップされた磁束が与える影響の調査” 応用物理学会春季学術講演会, 東京工業大学, 2016年3月.



2016年3月8日 天文受信機ワークショップで招待講演

 電気通信大学で開催された「第16回ミリ波サブミリ波受信機ワークショップ」で招待講演を行いました。ワークショップでは横国大の大先輩である阪大冨士田先生とも再会。

 天文分野における受信機の研究開発動向も知ることができ、良い勉強になりました。招待してくださった国立天文台野口教授をはじめとする関係者に感謝いたします。(Y)

山梨裕希, 小箱紗希, 小野智裕, 坂下洋介, 吉川信行, “超伝導信号処理回路とその天文分野への応用” 第16回ミリ波サブミリ波受信機ワークショップ, 電気通信大学, 2016年3月. (招待講演)


 
2016年3月2日 ナノテクシンポジウムで2件の発表

 横浜国立大学と横浜市立大学が共催のナノテク交流シンポジウムにおいて、2件の研究発表を行いました。第11回となる今回は発表者だけで100名超え。一人1分のショートプレゼンでも2時間に迫る盛況となった。

村松将気, 山梨裕希, “人工ニューラルネットワークのための超伝導連想メモリに関する研究” 第11回ナノテク交流シンポジウム, 横浜国立大学, 2016年3月.

小箱紗希, 山梨裕希, “サブミリ波分光に向けた超伝導自己相関器の研究” 第11回ナノテク交流シンポジウム, 横浜国立大学, 2016年3月.



2016年3月1日 卒業研究発表会

 2015年度の卒業研究発表会が開催され、本研究室からは4人が1年間の研究成果を発表。今年も直前の追い込みがすごい。

町口 眞樹, "ジョセフソン比較回路の断熱駆動による電流感度向上"

清水 勝太, "駆動電流初期化機構を持つ低消費電力超伝導単一磁束量子回路の設計指針確立"

山本 直紀, "超伝導量子干渉素子を用いた高感度ディジタル磁気センサの測定可能磁場領域の無制限化"

山本 竜平, "超伝導単一磁束量子回路を用いた動的に制御可能な超伝導位相シフト回路の設計と評価"



2016年2月26日 OB続々訪問

 研究室を修了したOBがリクルータとして次々に来訪。津賀氏、佐藤氏につづき、山梨研1期の杉浦氏もやって来る。OBの社会での活躍が何より嬉しい。



2016年2月25日 電子情報通信学会誌3月号

 電子情報通信学会誌3月号において、小特集「実用化される超伝導技術」が掲載されます。小特集の編集責任者をやり、(超伝導分野にとって楽観的な)特集の巻頭言も書きました。

 実用化からは遠い「将来の技術」と見られがちな超伝導技術も、実用化が着実に進んでいることを感じ取っていただければ幸いです。特集記事は以下の通りです。

1.高温超伝導量子干渉計(HTS-SQUID)の地下資源探査への応用
2.生体磁気計測分野で活躍する超伝導磁気センサ
3.日本の精密なものづくりを支えるジョセフソン量子電圧標準
4.究極の地上電波望遠鏡を支える超伝導受信機技術
5.実用化されているあるいは実用化が期待されている超伝導マイクロ波デバイス
6.船舶推進用超電導モータ
7.超電導ケーブル等の技術開発最新動向と将来展望
8.超伝導光子検出器の量子通信への応用
9.超伝導体を用いた極低温コンピューティングの新しい流れ
10.超伝導ナノワイヤ単一光子検出器を用いた高精度な蛍光相関分光システム


 
2016年2月18日 修士論文発表会

 2015年度の修士論文発表が行われ、4人が修士論文の発表を行いました。やはり3年も研究を行っていると着実に実力が付くことを感じさせる発表でした。

朝倉 剣太, "超伝導単一磁束量子回路の論理ゲートの電流比較部の最適化による動作安定性の向上"

木原 涼輔, "確率共鳴現象を用いた超伝導メモリシステムの低消費電力化"

菅田 裕道, "超伝導乱数生成器の動作安定化と生成レート向上に関する研究"

堤 隆太, "動的な内部初期化機構による低消費電力超伝導単一磁束量子回路の高速化"


 
2016年1月25日 学長より感謝状を授与されました

 2010年からのYNUサイエンスカフェのコーディネータとしての企画、立案および運営に関して、長谷部学長より感謝状と記念品をいただきました。記念品は豪華な写真立て。

 コーディネータはこちらも毎回楽しんでいて、仕事としてやっている気はまったくしないのです。本来、良い仕事というものはそういうものですね。辛いと思ってやっていることで、良い結果が出せるはずがない。

 いつも運営を手伝っていただいている講師、事務、ファシリテータの方々に感謝。





2016年1月21日 新年最初の研究発表

 電子情報通信学会超伝導エレクトロニクス研究会で1件の研究発表を行いました。同研究会では、竹内IAS特任准教授がSCE奨励賞を受賞。(Y)

朝倉剣太, 山梨裕希, 吉川信行, “SFQ論理ゲートの電流比較部の最適化による動作安定性の向上” 電子情報通信学会超伝導エレクトロニクス研究会, 東京, 2016年1月.



2016年1月4日 明けましておめでとうございます

 あけましておめでとうございます。

 いろいろな所に閉塞感が感じられるこの頃ですが、大学がすべきことの本質は何も変わりません。物事の本質を見失わず、骨太な研究をして行きたいと思っています。今年の目標は「骨太」で。