2008年活動紹介



2008年12月11日 博士課程進学説明会

 山梨が中央図書館メディアホールで開催された「工学府博士課程進学説明会」でOBからのメッセージとして講演しました。タイトルは「博士課程に進むということ」でした。

 これに関するコラムはこちら。協力いただいたみなさま、どうもありがとうございました。



2008年11月20日 応用物理学会学術奨励賞受賞

 9月8日に中部大学で行われた応用物理学会学術講演会での発表が、応用物理学会学術奨励賞に内定しました。来年3月の応用物理学関係連合講演会で授賞式、受賞記念講演が行われます。

 応用物理学会講演奨励賞は、春季および秋季の学術講演会において、応用物理学の視点から極めて興味深い一般講演論文を発表した若手会員に授与されるものです。

 山梨裕希, 杉浦達郎, 吉川信行, “超伝導回路を用いた物理乱数発生回路の研究” 応用物理学会学術講演会, 中部大学, 2008年9月.

http://www.jsap.or.jp/activities/award/lecture/dai25kai.html



2008年11月14日 学際プロジェクト公開セミナーで発表

 11月14日に行われた横浜国立大学学際プロジェクト研究センター第1回公開セミナーで、山梨が研究発表をしました。学際プロジェクト研究センターではいろんな分野の研究が行われており、非常に面白い議論ができます。

セミナーのポスターはこちら



2008年11月14日 カリフォルニア大学バークレー校を訪問

 2週間ほど、カリフォルニア大学バークレー校を訪問してきました。分野の権威、Van Duzer先生と今後の方針の打ち合わせ&共同研究をして来ました。



Van Duzer教授と。サインも持ってます。




UCバークレー名物、セイザータワー



2008年9月19日 電子情報通信学会ソサイエティ大会で発表

 明治大学生田キャンパスで開催された電子情報通信学会ソサイエティ大会において、口頭発表を行いました。

山梨裕希, T. Van Duzer, 吉川信行, “単一磁束量子回路のための超伝導縒り電源電流供給線の研究”



2008年9月8日 応用物理学会学術講演会

 愛知県の中部大学で開催された応用物理学会学術講演会において、1件の発表を行いました。

山梨裕希, 杉浦達郎, 吉川信行, “超伝導回路を用いた物理乱数発生回路の研究”



2008年8月27日 電子情報工学特別実験を開催

 夏休み中の学部3年生向け特別講義、「電子情報工学特別実験」において、「SQUID磁気センサの動作解析」と題する実験を行いました。学部3年生の3人が参加してくれました。

 1日目は計算機を用いたSQUID(超伝導量子干渉デバイス)の動作解析を行い、2日目ではSQUIDの特性が外部磁場によって自在に変調できることを、実験で確認しました。

以下はシラバス:
 SQUID(Superconducting QUantum Interference Device, 超伝導量子干渉計)は、地磁気の10億分の1程度の微小な磁場を検出することができる超高感度な磁気センサであり、医療診断やバイオ計測など、さまざまな分野への応用が期待されている。本実験では、計算機を用いたSQUIDの動作の解析を行うとともに、その磁場検出の原理を学習する。

 実験は初めてやることでうまく行くか不安でしたが、大成功でした。参加してくれた3人はおつかれさまでした。



手作り感満載の手巻きコイルを測定冶具にくくりつけます。
これでSQUIDに3軸方向から外部磁場を印加します。




SQUIDチップを測定冶具の先端に取り付け、液体ヘリウム(4.2K)に浸して測定します。
優しい先輩の指導の下、みんなでSQUIDの特性を測定しました。




測定済の測定冶具。
液体ヘリウムから出したばかりで、完全に凍てついています。
実験は大成功!
コイルが低温によく耐えました。



2008年8月25日 ASC2008で3件の発表

 Chicagoで開催された、Applied Superconductivity Conference 2008 (ASC2008)で、1件の招待講演を含む3件の発表を行いました。

Y. Yamanashi, N. Yoshikawa, “Superconductive Random Number Generator Using Thermal Noises in SFQ Circuits,” (招待講演).

Y. Yamanashi, T. Van Duzer, N. Yoshikawa, “A Novel Power Line to Reduce the Magnetic Field of Supply Currents in Josephson Digital Circuits,”

Y. Yamanasi, H. Suzuki, M. Nakamiya, N. Yoshikawa “Demonstration of picosecond-delay measurements of high-speed signals by single-flux-quantum double-oscillator time-to-digital converters”



口頭発表直前。時差ボケで辛い。




ポスターセッションはこんな感じ




学会では、超伝導応用に重要な液体ヘリウム温度にちなんだ4.2kmマラソンが開催されました。
吉川研と一緒に参加し、無事全員完走しました。




シカゴの夜景その1




シカゴの夜景その2



2008年8月21日 大学院入試

 大学院入試を受験した4年生の3人は、全員見事に合格しました!試験勉強、おつかれさまでした!



2008年7月14日 院試壮行会を開催

 大学院入試に臨む4年生のために、院試壮行会を開催しました。焼き肉をたらふく食べて、受験勉強を乗り切ります。



2008年6月24日 ワークステーションを導入

 解析、回路設計などに使用するワークステーション、Sun Ultra45を新たに導入しました。消費電力は1200ワット。部屋が確実に暑くなりました。





2008年6月23日 電情ソフトボール大会初戦

 2008年度電子情報工学科ソフトボール大会の初戦。吉川・山梨研は大山・辻研と2-2の引き分けに終わりました。斉藤、古舘の好投が光ったものの、打線が湿りがち。



2008年5月1日 ASC2008発表は招待講演に

 8月にシカゴで行われるApplied Superconductivity Conference (ASC) 2008において、発表論文が招待講演扱いとなることが決定しました。ASCは超伝導応用分野で世界最大の学会で、2年に一度開催されます。山梨はASC3回連続の招待講演者となりました。



2008年4月30日 新人向け輪講終了

 2週に渡って続けられてきた「新人向け輪講」が終了しました。最後の2回は超伝導BCS理論について詳細に学習しました。全8回、おつかれさまでした。



2008年4月22日 本年度のゼミがスタート

 吉川研と合同で今年度初めての輪講「相談会」が行われました。今年度の輪講は各人の研究の進捗を報告、議論する「相談会」、英論文を紹介する「論文輪講」、T. Van Duzer, C. Turner著の名著、「Superconductive Devices and Circuits」を勉強する「本読み輪講」の3本立て。今週からすべての輪講がスタート。



2008年4月16日 YNUニュースに記事が掲載

 4月16日発行のYNUニュース233号に、山梨の電子情報通信学会2007年ソサイエティ大会エレクトロニクスソサイエティ学生奨励賞受賞(3月19日参照)の記事が掲載されました。大学のWebサイトにも掲載予定です。



2008年4月15日 新人向け導入輪講スタート

 山梨研、吉川研の新入生向けに、超伝導の基礎を勉強する輪講「Introduction to Superconductivity (猫ではわからないと思う)」がスタート。全8回を予定。

1. イントロ
 (超伝導概観、超伝導の応用例紹介など)

2. 超伝導のしくみ
 (BCS理論概観)

3. 超伝導体の諸性質(1)
(2種類の超伝導体、酸化物高温超伝導体など)

4. 超伝導体の諸性質(2)
 (磁束ピン止め、London方程式など)

5. 超伝導体の巨視的量子効果
 (GL方程式、磁束量子化など)

6. ジョセフソン効果
 (直流&交流Josephson効果、力学的アナログモデルなど)

7, 8. 猫でもわかるBCS理論
 (前編、後編)



2008年4月14日 卒研生歓迎会

 電子情報工学科4年の大河一朗くん、崔聖東くん、杉浦達郎くんが配属されました。吉川研究室と合同で(馬場研とも?)歓迎会を行いました。みなさま、一年間よろしくお願いします。



2008年4月3日 花見を開催

 学内の某桜の名所において、吉川研究室と合同で花見を行いました(正確には山梨が吉川研の花見に混じっただけ)。夜桜が満開でした。でもあまり花も見ずに飲んでました。





2008年3月31日 ホームページを仮開設

 山梨研究室のホームページを仮開設しました。なお、本サイトは自前のWebサーバができ次第、移動します。移動の時期は工学基礎棟への引っ越し後(年度末?)を予定しています。



2008年3月19日 電子情報通信学会エレクトロニクスソサイエティ学生奨励賞受賞

 山梨が電子情報通信学会2007年ソサイエティ大会エレクトロニクスソサイエティ学生奨励賞を受賞し、賞状と記念楯(と賞金)が授与されました。対象論文題目は「パイプライン導入による単一磁束量子浮動小数点加算器の性能向上」。

 本賞は、2007年9月に鳥取大学で行われた電子情報通信学会ソサイエティ大会において学生が発表したすべての論文から、電子情報通信学会エレクトロニクスソサイエティが優れた6件を選定し、表彰するものです。本賞は今回から新設された賞で、第1回目の受賞となりました。